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ゴルフスイングは下半身始動と教わるけど100%出来ない理由

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【初心者100%無理説】ゴルフスイングは下半身から始動する

たく
たく

下半身を動かせって良く言われるけど?

 

あみ
あみ

プロの指導を受ければすぐできるものじゃないの?

 

このような声にお答えします。

 

 

 
本記事の著者
この記事を書いているYujiは、国家医療資格を持つトレーナーです。アスリートのコンディショニングやトレーニングを担当し、10,000件を超える症例経験を持っています。

 

 

本記事では、ゴルフスイングについて紹介します。

 

本記事を読むと、下半身から始動するゴルフスイングがなぜ初心者は100%無理なのか知ることができます。

 

ゴルフスイングとは

ゴルフスイングとは

ゴルフは野球と違い、止まっているボールをクラブ(アイアンやドライバー等)で打ちます。しかし、止まっているにも関わらず、空振りをする現象が初心者には良く見られます。

当てよう!当てよう!という気持ちが大きくなるほど、いわゆる手打ちになり、スイングの軌道が安定しないため、ボールにたまたま当たっても、前ではなく真上に飛ぶことがあるため、恐怖感に襲われます。

ボーリングの球がすっぽ抜けて、後ろに転がった経験はありませんでしょうか?まさにあんな感じの現象です。

私の経験から、ゴルフ初心者によくみられる現象をまとめてみました。

1.ボールに当たらない

2.前にボールが飛ばない

3.手で一生懸命当てにいく

4.競技の特徴が出る

競技の特徴ですが、特に野球選手は、スイングという点で似ているため、当たると飛びますが、曲がります。これは身体の使い方が、野球とゴルフで異なることに原因があります。このように初心者は、最初に思い描いた球を打つことは難しく、上手くなるために打ちっぱなし練習場へ通う傾向が多いです。

打ちっぱなし練習場へ夕方以降足を運ぶと、サラリーマンが一人で黙々と打っている光景や、同僚を連れて熱心に指導を受ける姿を目にします。

しかし、ゴルフスイングというのは見た目以上に難しいのです。しかし近年Youtubeなどからゴルフスイングの情報を得やすい時代になりました。例えば『床反力』を使ったスイング、『ハンドファースト』、『GGスイング』、『掌屈』、『シャロ―スイング』は、動画で分かりやすく解説されています。しかし、これは基本が出来ているプロゴルファーだからこそできる技術です。初心者が取り組むと非常に危険です。

 

ゴルフスイングの基本

ゴルフスイングの基本

ゴルフスイングは、何度打っても正確にボールが当たる再現性が大切です。しかし、初心者は、スイングの軌道にバラツキがあるため、再現性が低いです。そのため、まずは基本となるアドレス(構えた時の立ち姿勢)を正確に作ることが重要です。

前傾姿勢の取り方ですが、ほとんどが股関節から上半身を折るようにと記載があるかと思います。

 

なぜかというと、スイング動作では、頸椎・胸椎・股関節が回旋可動域のほとんどを占めているからです。この3関節の中でも、股関節は、臼状関節と呼ばれていて、あらゆる方向に動きます。このため、アドレス時に、股関節が動くように準備をするのは最も大切です。

しかし、アドレス時、すでに猫背になっている方も多く、股関節が動く準備ができていません。これは、すぐに解決できる課題なので、鏡やスマートフォンで撮影し、早速調整してみましょう。

 

どうしても股関節から折ることが出来ない方は、可動域に問題がある可能性があります。そのようなお悩みには、中殿筋のトレーニングをオススメしています。

 

下半身始動のゴルフスイング

下半身始動のゴルフスイング

指導を受けると、もっと下半身を動かしていこう!なんて言葉を聞いたことはありませんか?これはゴルフに限らず野球スイングでも耳にします。

一般的には、身体の大きな筋肉は出力が高いです。出力が高い下半身の力は、スイングで欠かすことができないエネルギーです。このために、下半身始動という非常に理にかなっており、プロと言われるアスリートのほとんどが実践しています

しかし、初心者の場合、下半身始動どころか、アドレスすらままなりません。なので、下半身始動を作ろうとするのは危険です。

 

私の経験上、まずは打ち込むことしかありません。ですが、練習をするにつれて慣れが生じてきて、下記の現象が起こります。

1st 最初は、必ず手打ちになります。ここで重要なのが、フルスイングではなく、ハーフスイングで軌道を作っていくことです。とにかくダフったり、球の上を打ったり散々ですが、諦めずに続けましょう。

2nd ハーフスイングで、ある程度クリーンに球を打てるようになると、肩が動き出します。肩を大きく使って振り込むため、飛ぶようになりますが、スイングプレーンから外れる傾向にあるため、どこにテークバックした方が良いのか指導を受けることが重要です。

 

3rd 肩を動かせるようになると、次第に動画等で勉強熱心になり、下半身始動がなんとなく出来るようになってきます。つまり、腕や肩に意識をもっていないとスイングできなかったのが、無意識下で出来るようになったため、下半身の踏み込みや粘りに意識できるようになったということです。

ここまでのステップを踏むには、多くの球を打たないと解決しません。なので、初心者こそ理論的に考えるよりは、がむしゃらに練習して、無意識下でスイングできるようになることが重要です。

なので、初心者が下半身始動のゴルフスイングをするのは100%無理だと考えています。

 

まとめ

アスリートは沢山の練習を積み重ねた結果、スイングの基本が身についています。なので、色々な理論に関する応用がききます。しかし、初心者はそうではありません。まずはがむしゃらに打ち込んでみましょう!