
ファーマーズ・ウォークは重りもって歩けば良いんじゃないですか?

危険?そんなことあるんですか?
このような声にお答えします。
本記事では、なぜファーマーズ・ウォークが危険なのか紹介します。
本記事を読むと、トレーナーがオススメするファーマーズ・ウォークをやる前の筋トレを知ることができます。
ファーマーズ・ウォークとは
ファーマーズ・ウォークとは、重量物を持って歩くシンプルなトレーニングです。部位別のトレーニング種目とは異なり、全身運動なのが最大の特徴です。
ファーマーズ・ウォークは、身体作りが出来ていない方にとって危険な種目です。その理由を説明しますね!
ファーマーズ・ウォークが危険な理由
ファーマーズ・ウォークは、結論から言うと『ケガ』する恐れがあります。それはなぜかというと、身体が出来上がっていないのに無理して行うことが原因です。どんな状況でケガする恐れがあるか下記にまとめました。
上記のようにトレーニング場所や扱う重量については、自身でコントロールできるポイントになるので注意が必要です。一方姿勢は、重量の他に様々な要因でケガに繋がる可能性があります。では不良姿勢とはどんなのか解決していきますね!
不良姿勢のポイント
不良姿勢とは下記のことを言います。猫背は馴染み深い言葉ですが、姿勢を見ると、首や肩が前にでており、ケガするポイントになります。
①首が前に出ている
②肩が前に出ている
③背中が丸まっている
④骨盤が後ろに傾いている
➄膝が曲がっている
上記の5点が当てはまっていたら、不良姿勢である可能性が高くケガのリスクも高まります。そのため、猫背を治すトレーニングはファーマーズ・ウォークの準備運動として必要不可欠なんです。

猫背を治すトレーニング??
ファーマーズ・ウォークは重りを持つので、それにも耐えうる筋肉がないとケガをするので猫背を治すためのトレーニングが必要です。
やる前に知っておきたい5種目の筋トレ
ファーマーズ・ウォークの準備でやりたい筋トレで重要なポイントは、前述した猫背を改善する筋トレと下半身の強化なんです。それでは、私が一押しする5種目を紹介しますね!
1.胸を開くストレッチ
猫背で問題なのが、胸が閉じている(すくんでいる)ことです。そのため開くストレッチが大切なんです。1日1回後ろに大きく腕を回して、胸を思いっきり開くストレッチをすると、猫背を改善するだけでなく呼吸も楽になります。
大胸筋
起始:鎖骨、胸骨、第2~7肋軟骨、腹直筋鞘
停止:上腕骨大結節稜
神経:内・外側胸筋神経
作用:肩関節屈曲・水平屈曲・内転・内旋
2.アームカール
ファーマーズ・ウォークはダンベルを持つため、強く握りがちです。強く握りすぎると、腕が強化されるだけで、本来の全身運動になりません。そのため、腕の基礎筋力を強化するために、アームカールは欠かせません。
起始:(長頭)肩甲骨の関節上結節
(短頭)肩甲骨烏口突起
停止:橈骨粗面、前腕筋膜
神経:筋皮神経
作用:肘関節屈曲、前腕回外
3.背中の筋トレ
背中で鍛えたい筋肉は、広背筋です。広背筋を鍛える種目は懸垂がオススメなんです。広背筋を鍛えると、背筋が伸びるし、胸も開くので、うれしいことばかりです!デメリットは、ぶら下がる所が無くて鍛えづらいことです。私がオススメするのは、健康ぶら下がり機器です。私も使っているんですが、背筋だけでなく、腕周りにも使えるのがうれしいポイントです。
広背筋
起始:胸腰筋膜、下位4~8胸椎・腰椎、仙椎、腸骨稜
停止:上腕骨小結節稜
神経:胸背神経
作用:肩関節伸展・内転・内旋
4.フルスクワット
ファーマーズ・ウォークは、上半身の重さをお尻で支えられる筋力が必要です。支えるための筋力は、ハーフスクワットではなく、フルスクワットで鍛えることができます。ハーフと違って、大殿筋を強く刺激するフルスクワットはオススメなんです!
5.ダンベルランジウォーク
ファーマーズ・ウォークは重量を持って歩くので、似たような動きであるダンベルランジウォークは準備の筋トレとしてオススメなんです。大きな幅で前に踏み込んで、歩くと効果的です!