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全身くまなく効果的に鍛えるスーパーセットの方法と3つの効果

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スーパーセット法

たく
たく

レーニングの方法が分からないです。

あみ
あみ

スーパーセット法とは何ですか?

 

 

このような声にお答えします。

 

 

 
本記事の著者
この記事を書いているYujiは、国家医療資格を持つトレーナーです。アスリートのコンディショニングやトレーニングを担当し、10,000件を超える症例経験を持っています。

 

 

本記事では、レーニング効率を上げるスーパーセット法について紹介します。

 

本記事を読むと、スーパーセットの方法や効果について知ることが出来ます。

 

スーパーセット法とは

スーパーセット法とは

Yuji
Yuji

スーパーセット法という言葉をご存知ですか?

 

スーパーセット法は、拮抗筋を追い込んで主働筋をトレーニングする方法です。

では、拮抗筋と主働筋とは何でしょうか?

 

拮抗筋と主働筋

筋肉には、関節を伸ばす筋肉と、関節を曲げる筋肉があります。

例えば、膝関節を伸ばす大腿四頭筋と、膝関節を曲げるハムストリングスに分けられます。

膝関節を伸ばすトレーニングの場合、大腿四頭筋が主働筋で、ハムストリングスが拮抗筋となります。膝を曲げるトレーニングでは逆の関係になります。

 

大腿四頭筋

大腿四頭筋

起始:下前腸骨棘(大腿直筋)

停止:脛骨粗面

神経:大腿神経

作用:股関節屈曲、膝関節伸展

 

ハムストリングス大腿二頭筋)のみ抜粋

ハムストリングス

起始:(長頭)坐骨結節、大腿骨

停止:腓骨頭

神経:脛骨神経

作用:股関節伸展・外旋、膝関節屈曲

 

ハムストリングス大腿二頭筋)のみ抜粋

ハムストリングス

起始:(長頭)坐骨結節、大腿骨

停止:腓骨頭

神経:脛骨神経

作用:股関節伸展・外旋、膝関節屈曲

 

拮抗筋は、主働筋が過剰に収縮するのを抑えるブレーキ機能があります。

例えば、アームカールの場合、肘関節を伸ばそうとすると、上腕二頭筋がブレーキをかけてくれるため、ゆっくり伸ばすことが出来ます。

拮抗筋

 
Yuji
Yuji

この機能により、急激な関節運動が起こりづらく、ケガを抑制します。

 

しかし、トレーニングでは主働筋を鍛えるうえで、拮抗筋の作用は、刺激を低下させる可能性があります。

そのため、拮抗筋を疲労させてブレーキ作用を抑えることで、主働筋に強い刺激をいれていくのがスーパーセット法です。

 

拮抗関係にある筋肉一覧

Yuji
Yuji

関節の伸展運動を主働筋とした場合の一覧です。

 

関節 主働筋とした場合 拮抗筋とした場合
手関節 前腕伸筋群 前腕屈筋群
肘関節 上腕三頭筋・肘筋 上腕二頭筋・上腕筋・腕橈骨筋
肩関節 三角筋後部・大円筋・広背筋 三角筋前部・大胸筋
体幹 脊柱起立筋 腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋
股関節 大臀筋大腿二頭筋長頭・半膜様筋・半腱様筋 腸腰筋・大腿筋膜張筋・大腿直筋・恥骨筋
膝関節 大腿四頭筋・大腿筋膜張筋 大腿二頭筋・半膜様筋・半腱様筋
足関節 前脛骨筋 腓腹筋
スクロールできます

スーパーセット法では、この拮抗関係にある筋肉を意識することが重要です。

 

 

スーパーセットの方法

スーパーセットの方法

Yuji
Yuji

スーパーセットを実践するうえで、どう進めていくべきか説明します。

 

スーパーセット法で最も大切なのは順番です。肘関節屈曲筋をターゲットにした場合は、肘関節伸展筋のトレーニングである、トライセプスキックバック(動画参照)を行ってから、アームカールを行います。

また、スーパーセット法は、拮抗筋を疲労させた状態で主働筋をトレーニングしたいので、休息時間は、かけず拮抗筋から主働筋のトレーニングへ移行します。

 

 

 

 

引く動作と押す動作

拮抗筋

Yuji
Yuji

レーニングは、複合的な関節運動のため、単関節運動や筋肉の拮抗関係で説明すると複雑になります。そのため、引く動作と押す動作に分けると分かりやすいです。

 

自重トレーニン
上腕・体幹 引く動作 ホリゾンタル・プル
上腕・体幹 押す動作 プッシュアップ
前面 シーシースクワット
後面 ヒップリフト
スクロールできます

 

ダンベルトレーニン
上腕・体幹 引く動作 トライセプスキックバック
上腕・体幹 押す動作 アームカール
前面 ダンベル・エクステンション
後面 ダンベル・レッグカール
スクロールできます

 

マシントレーニン
上腕・体幹 引く動作 ケーブル・ローイング
上腕・体幹 押す動作 チェストプレス
前面 レッグ・エクステンション
後面 レッグ・カール
スクロールできます

 

バーベルトレーニン
上腕・体幹 引く動作 バーベル・ベントオーバーロー
上腕・体幹 押す動作 バーベル・ベンチプレス
前面 バーベル・スクワット(前面ver)
後面 デッドリフト
スクロールできます

引く動作を主働筋とする場合は、押す動作で筋疲労を起こし、休憩を挟まず引く動作へ移ります。

 

スーパーセット法3つの効果

スーパーセット法3つの効果

Yuji
Yuji

スーパーセットを行うメリットは3点あります。

 

追い込むことができる

拮抗筋が疲労していることから、ブレーキが働かない為、主働筋に対してピンポイントで刺激を入れることができます

 

バランス良く鍛えることができる

主働筋と拮抗筋は、基本的に、前面後面の関係にあります。2つの部位を均等にトレーニングできることから、バランスの良い身体作りが出来ます

 

時間を短縮できる

一般的には、連続でトレーニングをすることは疲労があるため出来ません。そのためインターバルを取ることが多いです。しかし、スーパーセット法では、拮抗筋と主働筋を交互に連続してトレーニングするため時間の短縮になります

 

まとめ

スーパーセット法は、しっかりピンポイントで刺激を入れたい方や、時間がない方にオススメです。概要を理解したうえで、トレーニングに役立ててください。