
どうやれば速く綺麗にテーピングを巻けますか?

3分間切ることができません。
このような声にお答えします。
本記事では、3分以内に巻くテーピングの基本を紹介します。
本記事を読むと3分以内で巻くために実践する4つのポイントを知ることができます。
テーピング
テーピングとは、ケガの応急処置や予防などに使われます。テーピングには、伸縮(伸びる)テープや非伸縮(伸びない)テープがあります。そのため、状況に応じて、種類を使い分けて巻くことがほとんどです。テーピングの技術は、トレーナーを目指すにあたり、最初の登竜門です。
トレーナーになるためのテーピング
トレーナーを目指すにあたり、学生誰もが目指す目標があります。
それが、『3分以内で綺麗に巻くこと』です。
3分間で巻くのは、初心者にとって、非常に難しく、概ね1ヵ月間はかかります。なぜ1ヵ月もかけて3分間で巻く練習をしなくてはいけないのか質問を受けますので、回答しておきます。
なぜテーピングを3分間で巻くのか?
テーピングを巻く状況は、練習前や練習中、試合中です。では考えてみましょう。チームの人数が30名として、ケガ人が5名いたとします。両足首を巻く必要があるとして、片足3分間の場合、どれくらいの時間を要するでしょうか??
5人×6分間(両足)=30分間です。つまり、選手の入れ替え時間を考慮していませんが、テーピングをするために、練習前の30分以上前にはトレーナーブースに来てもらう必要があります。それは選手にとって、負担が大きいです。なので、速く綺麗に巻ける必要があるんです。
3分以内に巻くための4つのポイント
3分以内で巻くためのポイントは、大きくわけて4つです。とにかく基本的な事が大事です。例えば、テーピングを速く綺麗に切れなければ、3分間という数字を切ることは出来ません。トレーナーを目指す皆さんは、下記を参考にどれだけ出来ていますか?
- テーピングの切り方(速い!綺麗!)
- 出してから巻く
- 身体を動かさず、手を動かす。
- 速く巻ける方法を知る。
1.テーピングの切り方
テーピングの切り方を知ることは、非常に大切なポイントです。
- 中指でロールを持っている。
- 人差し指と親指でテープを持っている。
- テーピングを手前に向けて切れている。
多くの学生指導にあたっていると、③が出来ていない方が多いです。手前ではなく、奥に向けて切っている方は要注意です。奥に向けて切っているという事は、選手の身体に向けているという事です。もしケガしたらどうしますか?小さい事かもしれませんが、その小さな繊細さが重要なんです。
2.出してから巻く
テーピングには、『出し巻き』というNG行動があります。上手な人は、1巻分予測して、予めテーピングを出しておきます。しかし、出し巻きといって、テーピングを引きながら巻くと、締め付けが強くなるため、うっ血する恐れがあります。テーピングを巻いていると、足が青くなった事はありませんか?それは、強く巻きすぎているので、出し巻きをしている可能性があります。
3.身体を動かさず、手を動かす。
テーピングを1回1回巻くごとに、横から覗きこんでいませんか?テーピングが上手な人は、頭の位置が動きません。頭の位置が動くという事は、時間的なロスが生まれます。巻けているか心配なので、覗きこみたいという気持ちは重々承知ですが、結果的に遅くなるため、見ないという練習も必要です。
4.速く巻ける方法を知る。
テーピングは、切りの他にも、速く巻く方法があります。スターアップ・ホースシューなど種類は様々ですが、それぞれに方法があるので、3分間を切れないという方は、自分のテーピングを見直す必要があります。Youtubeにも多くのテーピング動画が掲載されているので参考にすると良いです。
上記の4つを意識することで、スピードが変わりますので、ぜひ参考にしてみてください。