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バリスティックストレッチでアッという間にスプリントが速くなる!

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スプリントを速くするストレッチ

たく
たく

筋肉が柔らかくなるって聞いたことがあるけど。

あみ
あみ

ストレッチしただけで速くなるの?

このような方の声にお答えします!

 

本記事では、走り(スプリント)が早くなるバリスティックストレッチストレッチを紹介します。

 

本記事を読むと、ジュニアを指導するコーチや、スポーツ活動に役立つ知識が身につきます。

 

バリスティックストレッチとは

バリスティックストレッチとは

バリスティックストレレッチ(Ballistic stretch)とは、動的な反動をつけながら、弾むような動作で、筋肉を伸ばすストレッチのこと。拮抗筋が最大収縮している時に、主動筋に最大弛緩が起こる相反神経支配を利用した方法です。
(引用:時事用語辞典)
 

相反性神経支配は、本ブログの『プロが教える運動能力をアップさせてしまうNo1の反則技!ダイナミックストレッチを徹底解説』で解説しています。

 

小学校の体育の授業や、ランニング前の準備運動で、リズミカルに反動を使って、ふくらはぎをストレッチした覚えはありませんか?それがバリスティックストレッチです。

 

バリスティックストレッチの方法

 

 

 

 

走り(スプリント)が速くなる?

走り(スプリント)が速くなる真相

たく
たく

ストレッチで走りが速くなるなんてウソですよね?

 

バリスティックストレッチの研究を紹介しますね。

✔対象
大学ソフトボール部男子23名(年齢19.9 ± 1.04歳)

✔方法
バリスティックストレッチ群 vs ストレッチしない群

バリスティックストレッチの種類は下記の通りです。

 

✔測定
30mのスプリントタイム

✔結果

各地点の通過タイム
■10m地点
バリスティックストレッチ群:1.62 ± 0.12sec
ストレッチしない群:1.83 ± 0.08sec

■20m地点
バリスティックストレッチ群:2.94 ± 0.15sec
ストレッチしない群:3.12 ± 0.11sec

■30m地点
バリスティックストレッチ群:4.19 ± 0.20sec
ストレッチしない群:4.34 ± 0.14sec

 

『いずれの地点においてもバリスティックストレッチ群が有意に速いタイムであった』

 

通過に要した時間
■0~ 10m区間
バリスティックストレッチ群:1.62 ± 0.12sec
ストレッチ群:1.83 ± 0.08sec
バリスティックストレッチ群が有意に速いタイムであった』

 

■10 ~ 20m区間
バリスティックストレッチ群1.32 ± 0.06sec
ストレッチ群は1.28 ± 0.05
ストレッチ群が有意に速いタイムあった』

 

■20~ 30m区間
バリスティックストレッチ群が1.24 ± 0.07sec
ストレッチ群が1.22 ± 0.05sec

有意な差はみられなかった』


(引用:バリスティックストレッチングがスプリントタイムに及ぼす影響)

 

 
結論から言うと速くなります。研究では30mスプリントタイムが速くなり、特に0-10m区間での時間の短縮が著しく向上することが証明されています。

 

 

ダイナミックストレッチとの違い

ダイナミックストレッチとの違い

たく
たく

2種類のストレッチの違いが分かりません。

このような悩みにお答えします。

 

バリスティックストレッチ ダイナミックストレッチ
軽く反動や弾みをつけて行うストレッチ 関節を大きく動かして行うストレッチ
例)アキレス腱を伸ばす際、リズミカルに動かすストレッチ 例)ブラジル体操
スクロールできます
 
 

バリスティックストレッチは、上記の動画で紹介した通り、ストレッチにリズムをつけた運動です。ダイナミックストレッチは、大きく関節を動かしながら、リズミカルに動作を行う運動です。相反性神経支配を利用するというメカニズムは変わりませんが、運動は全く違うんです。

 

 

バリスティックストレッチのコツ

バリスティックストレッチのコツ

バリスティックストレッチを取り入れる時に下記のことに注意して取り組んでください。

1.スタティック(静的)ストレッチで可動域を広げる

2.バリスティックストレッチで運動機能をアップする。

3.軽くジョギング

4.ダイナミックストレッチ

5.ダッシュ

6.競技

 

バリスティックストレッチで運動機能をアップして、その後のランニングにつなぐのがコツです。ぜひ日常生活やスポーツ活動にお役立てください。

 

 

まとめ

バリスティックストレッチは、スプリントを速くすることが証明されています。ただ取り入れるだけでなく、前後の動きを考えて導入することで効果を最大化できます。ぜひご活用ください。