うつ伏せで辛い腰痛!病院・接骨院の先生が実践する3つの対処法
うつぶせになると腰が痛い。。
そんな時になんとかなる方法はないかしら?
このような声にお答えします。
本記事では、腰痛の対処法について紹介します。
本記事を読むと、うつ伏せになるのがつらい腰痛の対処法について知ることが出来ます。
腰痛とは
腰痛とは、腰の周囲に激しい痛みや鈍痛(ズキズキした痛み)を訴える疾患です。長時間パソコンを使いデスクワークする会社員や、家事をする主婦の方を中心に悩みを抱えているケースが多く、年代も子供から大人、高齢者と幅広いです。特に30代から40代は、歩けなくなるほど強い痛みを訴えることも少なくありません。
では、どんな原因で腰に痛みを訴える事が多いのでしょうか?
腰痛の原因
腰痛の90%は、はっきりとした原因が分かっていません。しかし、その多くが下記による原因ではないかと考えられています。
1.筋筋膜性
2.椎間関節型
3.仙腸関節型
4.既往歴(腰椎分離症)
上記で、うつ伏せ時に痛い疾患として1番考えられるのは、筋筋膜性腰痛です。事前に下記のチェック項目を確認して該当しないことを確認したうえで、次に進みましょう。もし、下記の項目に該当した場合は、一度医療機関(病院・接骨院等)をオススメします。
- 痛みが腰部にない。
- 痺れがある。
- ヘルニアや腰椎分離症などの既往歴がある。
では、うつ伏せの時に痛みがでる筋筋膜性腰痛とは、どんな疾患なのでしょうか?
筋筋膜性の腰痛
筋筋膜性とは、筋肉の損傷または、緊張による痛みを指します。私の経験上、日頃スポーツをしている方は、このケースが多いです。例えば、部活は1週間のほとんどが練習または試合に当てられます。そのため、運動量と休息のバランスが崩れる事が多いです。一般的に筋肉は、負荷を与えた後、一定の休息により強化されます。しかし、過剰な運動量は、筋肉に大ダメージを与え、痛みにつながることがあります。過密日程が避けられない方は、少しでも回復したいために、対策としてトレーナー(チームやパーソナル)、接骨院でマッサージや電気による治療を受けています。
主婦や会社員の場合は、日常的にトレーニングをしない方が多いので、動くカラダを作れていません。これは、どういう事かと言うと、日常生活の運動量に身体が悲鳴をあげて、筋筋膜性の腰痛になるケースがあるのです。
実は、この筋筋膜性腰痛こそ、うつ伏せになった時、腰部に痛みを訴える事が多いです。ベッドの上で四つん這いまでは出来るけど、そこから身体を下ろせない!または、下ろせても痛いなんて経験ありませんか?それは筋筋膜性腰痛かもしれません。
では、うつ伏せが辛い場合、どんな対処法が正しいのか解説します。
うつ伏せが痛い場合の対処法
腰が痛い場合、とにかく痛くない姿勢を人は自然にとるものです。そこで、寝た姿勢が選ばれることがほとんどです。今回は腰痛を訴えていて、うつ伏せになるけど、痛みが治らない場合の対処法を下記に説明します。
1.お腹にタオルを入れる。
2.横になる
3.コルセット
1.お腹にタオルをいれる。
ベッドでうつ伏せになると、身体が自然と伸展(反る)する姿勢になり、その姿勢こそが痛みとなっている場合があります。そのため、お腹に巻いたタオルをいれて、体幹が屈曲(曲げる)する姿勢を取ると楽になります。巻いたタオルは、ある程度高さがあると良いです。タオルは、身体の重さにより潰れてしまう事も考慮して、2枚くらい巻いてから使うといいです。
2.横になる
これは、経験上ですが1番楽な姿勢であるように思えます。特に、うつ伏せでは、四つん這いからカラダをベッドに下ろすのが1番辛いのですが、横の姿勢は、そうしたことがありません。パートナーがいる場合、サポートもしやすくオススメです。しかし、うつ伏せ同様に、身体を屈曲すると楽になるので、横になったら身体を丸めましょう。
3.コルセット
医療機関に行くと必ず処方されるのがコルセットです。痛めている腰は、腕と脚を繋ぐ幹の役割をしているため、不安定だと強い痛みを訴えます。そのため、体幹から骨盤を含む部位の安定性は、痛みの軽減のためにも必要不可欠です。たまに、コルセットをつける位置が、骨盤にかかっておらず、体幹のみになっているケースも多いので、処方された場合や購入した場合は、正しい装着方法をよく読んで使用してください。
※注意
コルセットをして痛みが軽減したからといって完治したわけではありません。コルセットを装着した状態で、スポーツしたり動き回ったりする方がいますが、注意が必要です。体幹も含めての全身運動なので、体幹を止めて動かすと言うことは、肩や肘、膝、脚に負担がかかる場合があります。医療機関を受診のうえ、なるべく安静にしましょう。
まとめ
腰痛は1年を通して悩みを抱える方が多いです。今回紹介した対処法の他に、接骨院等の医療機関で受けられる物理療法(電気)や手技(マッサージ)などを併用して、健康的な身体を作りましょう。