
テレワークで腰痛が酷くなりました。。

腰痛ってどうやって治せば良いんですか?
このような声にお答えします。
本記事では、相談者からのテレワークによる腰痛の原因を紹介します。
本記事を読むと、テレワークによる腰痛に関するお悩みをどう解決したか分かります。
テレワークとは
テレワークとは、英語でteleworkと表記し、tele(離れた)とwork(働く)を組み合わせた言葉です。特に2020年に大流行したコロナウイルスの影響で、ロックダウンされる国や、外出自粛が余儀なくされた地域では、企業もオンラインに切り替えてテレワークを実施する所も多くなりました。テレワークには、経営者と雇用される側の双方にメリットがあります。
経営者のメリット
企業は収入と支出のバランスによって成り立ちます。しかし、支出が大きく膨らむと、赤字に転落し、企業ダメージははかりしきれません。2020年コロナウイルスの影響により多くの人が外出を控え、飲食業界を中心に収入が減少し、2020年は、帝国データバンクの報告によると新型コロナウイルス関連で851件の企業が倒産に追い込まれました。そのため、支出を抑えるのは重要項目でした。そこで、注目されたのが人件費です。人件費と聞くと給与のカットや早期退職に目が向けられがちですが、交通費や残業代も負担が大きいです。そこでテレワークにより一括で削減できる可能性ができるため経営者目線でもメリットが大きいです。
雇用される側のメリット
雇用される側のメリットとしては、通勤時間が全くなくなり、自分に使える時間が拡大することです。産まれたばかりの赤ちゃんがいる家庭では、通常父親の帰りが遅く手伝うのもままなりませんでしたが、テレワークの導入で母親の手伝いができるため、メリットが大きいです。そんなテレワークの導入により、悩み相談に来たAさんの内容を今回は記事にしました。
Aさんのお悩み相談
20代男性の社会人です。

普段は会社に出勤していてもパソコンの他、営業に回ることが多い仕事でした。しかし、コロナウイルスの影響により、テレワークに移行してからパソコンを使ったデスクワークが長くなりました。その理由としては、会議もオンラインになり、打ち合わせのすべてがパソコンになったためです。最初は良かったんですけど、だんだん腰が痛くなってきて、座っているのも辛くなってきました。。
最近このような相談が急増しています。なぜ、腰痛になったのか詳しく聞いてみたいと思います。
カウンセリング
今回はAさんの話を聞いていると、デスクワークの時間が長くなったことが原因で腰痛になったと考えられます。腰痛というのは、不良姿勢等により、腰に負担が集中することで筋肉などに痛みを訴えるケースが多いです。では不良姿勢とはどういう姿勢でしょうか?
不良姿勢
①耳
➁肩峰(ゴツゴツ触れる部分)
③骨盤の大転子(ゴツゴツ触れる部分)
④膝関節の前
⑤くるぶしの前
基本的には、①~➄が一直線上にあるのが理想です。詳しくは下記の記事で解説しています。
なぜAさんは腰痛になったのか
Aさんは、立ち姿勢を見ると、前述した悪い例にピッタリでした。特に②は前に位置し、③が極端に後ろに位置しているのも特徴です。
Aさんに聞くと、以前から猫背が気になっていて、周りからも良く言われていました。でも治そうとしても、意識がいかなくなると戻っちゃうとおっしゃっていました。
Aさんに提案した2つの解決策
今回Aさんに提案したのは下記の2点です。
- 仕事中の姿勢改善
- 運動による姿勢改善
仕事中の姿勢改善
猫背な方から、よく聞く悩みは、意識しても治らないことです。皆さんも同じような経験はありませんか?つまり、無意識をどう対応するかがポイントです。Aさんの日常を考えると、ほとんどの時間がデスクワークのようです。それであれば、周囲の環境を変えることで、無意識下でも姿勢を整えることができます。そこで、真っ先に私がオススメしたのが、パソコンスタンドです。

なぜパソコンスタンドが良いんですか?
パソコンスタンドは、視線を変えて見上げることが出来るからです。パソコンを見る時、基本的に下を向きませんか?それが、猫背に繋がります。見上げることで、背筋が伸びて良い姿勢を作りだすんです。

なるほど!確かに、見上げると背筋が伸びますね!
例えば、デスクトップパソコンもモニターの高さを変えられるスタンドを用意することで調整が可能です。
上記は、仕事中の無意識下の対応を紹介しましたが、猫背を改善するためのトレーニングも大切です。
Aさんが実践する運動による姿勢改善
不良姿勢を治すのは、姿勢を作る2つのポイントをおさえたトレーニングが重要です。
- 猫背
- 骨盤後傾
猫背は、前述した通り、肩が前に出た状態を指します。これは、胸の筋肉が硬くなり、背中の筋肉が弱くなっていることが考えられます。骨盤後傾は、骨盤が後ろに倒れていることを指します。実は、骨盤が後ろに倒れていることで、肩が前に出て猫背になっているケースも多いです。これは、お尻の筋肉が弱いことも原因の一つです。これらを下記の方法で指導させて頂きました。
1.胸の筋肉を柔らかくする方法
胸を張ったストレッチには、ストレッチポールがオススメです。寝転んで出来ますし、リラックスできるのが最大の特徴です。実は、ストレッチはリラックスすることが何より重要なんです。ゆっくり呼吸しながら、とにかくリラックスして取り組んで頂きました。
2.背中の筋肉を強くする方法
背中の筋肉を強くするために、オススメしたのが懸垂です。公園の遊具でぶら下がり棒を見たことはありませんか?まさに、それなんです。公園に行くと、ぶら下がっている方を目にしますが、ストレッチとしても効果があります。今回は、背中の筋肉を強くするということで、懸垂として取り組んでもらうことになりました。最初は1回すらままなりませんでしたが、回数を重ねていくことで、身体を持ち上げるようになり、そして回数を重ねることができました。
最近公園の遊具も危険と言われ、撤廃されている事も少なくないです。その際は、自宅で出来るようにぶら下がり懸垂器を購入する方も多かったです。
しかし、ぶら下がり懸垂器は、スペースを取り、使わなくなると処分に困る器具でもありました。そこで、もし購入するならオススメしたいのが懸垂バーです。もし、トレーニングを辞めた時もコンパクトなので、処分しやすいし、友達にもあげやすい商品です。
3.お尻の筋肉を強くする方法
お尻の筋肉を強くするためにオススメしたのがスクワットです。しかし、ただのスクワットではなく、出来る限り深くしゃがみ込むフルスクワットをすることが重要です。深くしゃがみ込むことで、お尻に強い刺激が入るので、浅いスクワットでは、ほとんど効果が期待できません。そのため、モモが床と水平か、それ以上深くすることを今回は自重で心がけて取り組んで頂きました。
Aさんからの声
Aさんは、腰痛で悩んでいましたが、以前より周りから猫背を指摘されることが少なくなり、姿勢が改善されて大分症状が楽になったそうです。一般的に治療することで治すケースが多くありますが、対処法としては非常に大切です。しかし、根本的な原因を改善するために、今回は姿勢に注目して指導させて頂きました。

以前は、マッサージや電気を勧められることが多かったのですが、今回Yujiさんに相談させて頂き、無意識な時間をどう過ごすかという話をもらい、根本的な原因を治すことがどれだけ重要か分かりました。取り組んだ内容は、引き続きやりたいと思います!
企業サービスの勧め
同じ悩みを持った方は多いと思います。いきなり、食生活をすべて変えるのは人間である以上難しいことが多いです。そのため、少しづつ期間を長期において考えてみましょう。もし気持ちに不安があるなら企業サービスの利用がオススメです。